とあるチンパンジーの実験~知恵ある方法~

とあるチンパンジーの実験~知恵ある方法~

 

知恵は判断だ。

私たちに提示された状況、環境、選択肢の中で、最も良い選択、最も良い方法を判断できることが「知恵」だ。

 

 

そう考えるとこの「最も良い方法」というのは、どういうものなのかが気になってくる。

私たちが全く考えていない「最も良い方法」があるかもしれない。

 

 

あるチンパンジーの実験

 

 

実験心理学者たちのよくする有名な話がある。

これはある教授がチンパンジーの問題解決能力を実験で調べようとした時の話。

 

 

 

実験内容はいたって簡単。

部屋の中央の天井には、チンパンジーがジャンプしてもギリギリ届かないくらいの高さに「バナナ」が吊り下げられている。

部屋を見渡してみると、梱包用の木枠がいくつか散らばっているだけ。

チンパンジーがこの木枠を部屋の中央にもってきて台を作り、その上にのってバナナを手に入れることができるかどうか、というのが実験内容だった。

 

 

 

 

 

さて、実験結果は…?

 

 

 

 

 

初め、チンパンジーは部屋の隅でおとなしく座って、実験者が木枠を部屋のいろいろなところに置くのを眺めていた。

そうしてずっと実験者を見ていたが、実験者が部屋の中央付近を通ったその時!

瞬間、実験者に飛びついて、肩の上に載って、バナナのところまで飛び上がって、バナナをゲットしたのである。

 

 

 

 

 

思いもよらない解決方法がある

 

この話から得られる教訓はたくさんある。

一見すると難しそうに見える問題も、私たちが全く思いつかない解決策がある。

チンパンジーは過去の経験からそうしたのか、それとも本能のままにした行動なのかは分からないが、この実験のすごいところは、実験者(つまり人間)が全く思いもよらなかった方法で、チンパンジーが問題を解決したという点にある。

 

 

実験者からすれば

「チンパンジーよ、お前にこのバナナが取れるかな?

この木枠を台にして使ったら取れるけど、お前にそれが分かるかな??」(ΦωΦ)ふふふ・・・・

という超上から目線の考えだった訳だが、

もっと手っ取り早い方法をチンパンジーは選択していた。

 

 

 

このように、私たちが

「これはこうすればできる」

「これはこうするものだろう」

と思っていることがあるが、

もしかしたら「もっと良い方法があるかもしれないな」ということは、考えてみる必要がある。

そうしなければ、むしろその方法に囚われてしまい、最善の方法を見つけることができなくなる可能性がある。

 

 

こういうことは実際、例を挙げ出したら枚挙にいとまがない。

 

 

私たちは人間なので、せめてこのチンパンジー以上の知能は持っていたいものである。(´・ω・`)

 

 

 

ただ下手をすると、

目の前のものに縛られたり、

過去の経験だけに縛られたり、

固定観念を捨てられなかったり、

以前の方法をずっと行っていたりすると、

チンパンジー以下になってしまうかもしれない。

 

 

 

この実験を教訓に自分の古いものを捨てて、

チンパンジーの前で、

人間としての尊厳を保っていきたいものだ。

 

 

 

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