囲碁AI「AlphaGo」と人工知能

囲碁AI「AlphaGo」と人工知能

 

昨日2017年5月28日日曜日のニュースで、興味深い記事があった。

囲碁AI「AlphaGo」と人類の中では最強棋士と名高い柯潔(か・けつ)が三番勝負をして、結果は「AlphaGo」の三連勝だったという。(詳細はこちら)

人類最強というのが本当だとすると、今のところ人類の中では「AlphaGo」に勝てる人はいないということになる。

 

 

個人的に人工知能AIにはとても興味があるので、いろいろと考えさせられた。

 

 

囲碁と将棋の歴史

 

現在ボードゲームには様々な種類がある。

その中でも特に世界的にプレイヤーがいて、プレイ人口も多く、様々な大会が開かれ、賞金などもあるものと言えば、

「囲碁」「将棋」「チェス」

が代表的だろう。

特に日本では「囲碁」と「将棋」は歴史的にも深い。

 

 

囲碁はもともと中国で生まれたゲームだが、

日本には遣唐使の時代に伝来したと言われているので、日本に入ってきたのは大体西暦600年くらいだろう。

つまり約1400年の歴史がある。

 

 

将棋はというと、実はもともとはインドで生まれたゲームだ。

日本に伝わったのはいつなのか、正確にはわかっていない。

早くて囲碁と同じく600年くらいだろうと言われている。

早くて囲碁も将棋も大体同じくらいの歴史があるということになる。

 

 

「1400年もの長い歴史の中で、ずっと研究され続けたきたゲーム」と考えると、非常に奥深いものを感じる。

いまだに棋士と呼ばれる人たちは、その人生全てを囲碁ないし将棋に捧げて生きていく人もいるのだから、それはもう「ゲーム」と呼ぶことはできない。

一つの<世界>を構築しているようにも思えてくる。

 

 

 

 

ゲーム理論としての囲碁と将棋の目的

 

さて、あまり囲碁や将棋をしたことがない人にとっては、素朴な疑問がある。

 

 

「囲碁と将棋って、最終的に何がしたいの??」(´・ω・`)

 

 

 

もちろん将棋や囲碁を通して、人生観を深めたり、思考力を鍛えたりするという、様々な意味はあるだろう。

しかしここで「ゲーム理論的に言う囲碁と将棋の最終目的」を考えてみる。

 

 

ゲーム理論的に言うならば、囲碁と将棋の最終目的は、

囲碁と将棋は以下の三つのうちのどのゲームにあたるのかを知ることだ。

1.先手必勝

2.後手必勝

3.引き分け(つまり勝敗が決まらない)

 

 

もし仮に「囲碁の神様」が2人いるとして、2人が囲碁を打った場合、勝敗はどうなるのか?という問題だ。

簡略化したカードゲームなどでは、先手必勝、後手必勝を証明できるゲームは存在する。

 

 

実際囲碁と将棋が上の三つのうちのどれなのかを証明される日が来るとは思えないが、

もしそれが証明された場合、

ゲーム理論として「囲碁」と「将棋」は終わり

ということになる。

(もちろん仮に「将棋は先手必勝」だということが証明されたとしても、

「どうすれば必勝できるのか?」の方法論が分からなければ、実際将棋をうつ上では有益はないのだが。)

 

 

 

そんな日が来るかというのは、個人的に非常に興味を持っている問題の一つだ。|д゚)

自分が生きている間に証明されたら面白い。

 

 

 

「AlphaGo」のその後

 

さて、上の問題、つまり「囲碁将棋は先手必勝なのか、後手必勝なのか、引き分けなのか」の問題を解決するアプローチとしてAIはとても重要な位置を占めている。

(実際これを理論的に証明しようとするのは、無理があるように思う。)

 

 

今回「AlphaGo」が人類最強棋士と名高い棋士に打ち勝ったということは、理論上現段階では人間はもうAIに勝てないということになる。

もちろんこれから人類がさらに囲碁を研究して、再び「AlphaGo」に戦いを挑むことはあるかもしれないが。

 

 

 

この試合後、「AlphaGo」を開発したDeepMindは「囲碁を引退する」と発表した。

どうやら「囲碁」を解析することが目的なのではなく、「人間の知性を研究すること」が目的だから、囲碁はもう終わりにするということらしい。

 

 

そしてここで興味深いのが、

今後「AlphaGo」同士の対局データを10局ずつ、10日ごとに公開すると発表した。

 

 

つまり何をしているのかというと、

先ほどの「囲碁の神様が二人いた場合、二人が囲碁をうったらどうなるか?」ということをやってみているようなことだ。

(もちろん「AlphaGo」が神の一手を打っている訳ではないが、人間ではひとまず勝てる人はいないので)

 

対局データが発表され次第、世界中の棋士たちが「AlphaGo」同士の対局の棋譜を研究しているという。

 

 

 

人間の知性とAI

 

「AI」のどこに興味があるかというと、「人間の知性とAIの限界」が知りたいと思っている。

 

 

 

個人的な意見として、AIがいくら発達しても、人間の知性には及ばないだろうと思う。

 

 

しかし

「どこまでがAIで到達可能な領域なのか」

が明確になってこそ、

「人間の知性の絶対領域」

が分かるようになる。

だからAIの発展を願っている。

 

 

神様が創造なさった最高傑作は「人間」であり、さらには「人間の脳」だ。

この人間の脳がどれだけ神秘的なのかを証明する一つの方法として、AIの発展があると考えている。

 

 

AIが発達すればするほど、むしろ人間にしかできない能力が明らかになっていくはずだ。

 

 

AIについては書きたいことが多くある。それはまたの機会に。

 

 

「AlphaGo」の発達に、これからも大いに期待したい。

 

 

 

 

 

 

 

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