全世界の全ての膨大な情報を1mの棒に刻む方法

全世界の全ての膨大な情報を1mの棒に刻む方法

 

人間の知能というのは、他の動物と比較にならないほど高い。

人間の知能というのは、時に、普通に考えると「到底ありえないようなこと」も可能にする方法を考え出す。(´・ω・`)

今日お話しする内容を最初に知った時は驚いたものだ。

(いつ、何の本で見たのかは忘れてしまったが、驚いたことは覚えている)

 

 

今日の内容は少しSF的な話になるかもしれないが、

SF小説のように非現実的な話ではなく、理論的には可能な話だ

「到底不可能に思えることも、人間の知能は<思考>によって可能にしてしまう」という、人間の知能の高さと<思考>の威力を感じる機会になればと思う。(‘ω’)

 

 

今日は少しSF物語風に書いてみたい。

是非あなたも「どうすればそんなことが可能なのか?」を考えてみて頂きたい。

 

 

シグマ星からやってきたアルファ博士とキャサリン

 

ある日、

遠い遠い宇宙の果て「M28星雲」から、宇宙船に乗ってアルファ博士がやってきた。

超高度に発達した科学技術を持つ星「シグマ星」からやってきたアルファ博士は、

地球の様々な情報を母星に持ち帰る調査のため、宇宙船に乗って地球に訪問した。

 

 

シグマ星から来たアルファ博士を迎えたのは、アメリカの科学者キャサリン博士(男)だった。

 

 

キャサリン「いやー、アルファ博士、地球にようこそいらっしゃいました!歓迎します!」(*‘ω‘ *)

 

アルファ博士「キャサリン博士、ありがとうございます。今回私は地球に関する情報を収集するために来ました。ご協力感謝します」

 

キャサリン「いやいや、我々人類もこれからシグマ星から多くのことを学ばせて頂くことでしょうから、まずは私たちから情報提供することは当然のことです」

 

アルファ博士「ありがとうございます。お互いの星の発展に勤めていきたいものです」

 

キャサリン

「ごもっともです。

さて、それではアルファ博士、今回どのように情報提供すればよいのかを考えたのですが、やはりこれが良いかなと思いました。

地球上のあらゆる情報をまとめたハードディスクがあるのですが、それを持って帰って頂くのがよいかと思います。

丁度全世界の各国が協力して作り上げた、人類の最高の頭脳とも言える記録です」

 

アルファ博士「おお!そういうものがすでにあるのでしたら、是非それを持ち帰りたいものです」

 

キャサリン

「はい、これを是非シグマ星に持ち帰って頂ければと思うのですが、しかし一つだけ問題点があります。

このハードディスクですが、全世界、全人類の記録ということもあり、いささか物理的なサイズが大きくなってしまいました

大型の高層ビル10個分を全て記録媒体にして保存してあるので、これをどう持って帰って頂くかが問題です。

アルファ博士の宇宙船にこれらを乗せることは可能でしょうか?」

 

アルファ博士「なるほど…、そのサイズを宇宙船に載せて帰ることはできませんね」

 

キャサリン「そうでしょうね…。ではどうしましょうか?これ以上小さくすることは、今の人類の科学技術では不可能なのですが…」

 

アルファ博士

「ははは、そこはご心配なく。今まで多くの惑星を調査してきましたので、そのあたりの方法は心得ています」

 

そう言ってアルファ博士は徐に「1本の棒」を取り出した。

 

アルファ博士

「ここに1mの棒があります。実はこの棒にちょっと傷をつけるだけで、全ての情報を持って帰ることができるのです」(‘ω’)

 

キャサリン

「………えええ!!??Σ(・□・;)

いやいやご冗談を。

大型の高層ビル10個分を記録媒体にした膨大な情報ですよ?

全世界、全人類の英知を集結させた膨大な記録なのに、それを1mの棒にちょっと傷をつけるだけで刻むなんて、ありえません!!」

 

アルファ博士

「ふふふ、そう思われるのも無理もありません。しかし実際可能なのです。

ではその方法をご説明しましょう……」(‘ω’)

 

 

 

地球上の全ての情報を1mの棒に刻む?

 

アルファ博士

ではどうするのかをご説明しましょう。(‘ω’)

 

 

まずは全ての『アルファベット』と句読点や数字、マークなどの『記号』を<数字>に置き換えます。

この時、数字の中に『0』は使いません。

 

 

例えば、まずはアルファベット小文字・大文字を1~52まで対応させます。

a→1、b→2、…、z→28

A→29、B→31、…、Z→56

また記号も続けて数字に対応させます。

「.」(ピリオド)→57

「,」(カンマ)→58

「!」→59

などなどです。

アルファベットや記号は<有限個>なので、有限個の番号を振れば終わります。

ではそれが仮に「100個」で終わったとしましょう。

 

 

次に『数字』を変換する時は頭に「111」を付けるようにします。

つまり

「1」→「1111」

「2」→「1112」

「100」→「111100」

というようになります。

 

 

こうやって全ての単語、文章を<数字>に変換していくのです。(‘ω’)

 

 

この時、文字の間には「0」、単語の間には「00」を置くというルールを決めておきます。

そうすると全ての文章が<数字>に変換することができるようになります。

 

 

例えば「I am dog.」という文章を変換しようとすると、

「I」→38

「a」→1

「m」→14

「d」→4

「o」→16

「g」→7

「.」→57

となるので、

「am」→「1+0+14」=「1014」

「dog」→「4+16+7」=「401607」

となって、

「I am dog.」

→「38」+00+「1014」+00+「401607」+00+「57」

→38001014004016070057

となります。

 

 

このようにルールを決めておけば、全ての文章をある1つの膨大な桁の<数字>に変換することができます。(‘ω’)

 

 

ではその数字を「x」として、仮に「404208300332002834700…」だとしましょう。

この頭に「0.」を付けて小数にします。

x=0.404208300332002834700…

これは「0<x<1」を満たす有限小数なので「\frac{a}{b}」という分数の形で表せます

(ここで「x」が有限小数だというところが大事なポイントです。)

 

 

0<\frac{a}{b}=0.404208300332002834700…<1

 

 

あとはこの『1m』の棒の\frac{a}{b}となる点に、正ーー確に点を1つ打てばよいのです。(‘ω’)

 

 

私はこれの棒を大事にシグマ星に持って帰ります。

 

 

そしてその点を打った位置を正確に計測して「x」をはじき出し、今までの過程の<逆>をすれば、コンピューターが膨大な数字「x」を解読して、全ての文章を復元してくれるという訳です。(‘ω’)

 

 

宇宙を包み込む人間の思考

 

この物語に出てくるアルファ博士の方法は、理論的には可能だ。

しかし実際問題として、

『1m』の棒の\frac{a}{b}となる点に、正ーー確に点を打つ

という部分が、理論的には可能だが、実際問題としてはほぼ不可能に近い。(´・ω・`)

 

 

「M28星雲」からきた高度な科学技術を持ったアルファ博士だからこそ可能だったのだろう。(´・ω・`)

 

 

しかしそれでも「1mの棒にちょこっと点を打つだけで、全人類の全ての膨大な情報を刻むことができる」ということには驚く。

この時の点は文字通り「ちょこっと」だ。

本当に「ちょこーーーーーーーーーーーーーっっっと」だけ打つことになる。(‘Д’)

 

 

全人類の膨大な情報を1mの棒にちょこっと傷をつけるだけで刻む。

到底不可能なことに見えるものも、人間の知能を持ってすると、可能な方法が見えてくる。(‘Д’)

 

 

恐るべし<人間の思考力>!!Σ(・□・;)

 

 

このブログのコンセプトは「人生について、物事について、深く考えてみよう」だが、

物事について深く考えていく<思考力>の大事さと深さと面白さを感じてもらえればと思って、今日の話を書くことにした。(*‘ω‘ *)

 

 

 

最後に、今日は

フランスの哲学者、自然哲学者、物理学者、思想家、数学者、キリスト教神学者である『パスカル』の言葉を引用して終わることにしたい。

 

パスカル「空間的に見れば、宇宙は私を一点のように包み込み、飲み込んでしまう。

しかし<思考>によって、私は宇宙を包み込む」

 

 

コメントを残す