計算ばかりしていてもいけない~雨の日も雪の日も~

計算ばかりしていてもいけない~雨の日も雪の日も~

 

高校時代の通学

 

高校時代、自宅から高校まで自転車で20分かけて通っていた。

 

 

雨の日も、雪の日も、自転車で傘を差しながら通った。

(文字通り雪の日も傘を差しながら自転車で向かった)

今は交通法が変わって、自転車をこぎながら傘を差してはいけなくなってしまった。

もし当時そう言われていたら、とても困ったことになっただろうと思うから、ラッキーだった。

 

 

片手に傘を差しながら、20分自転車をこぐのは楽ではない。

(実際、通学路は結構道が激しく上下していたので)

高校は皆勤賞をもらったので、恐らく1000回くらいは往復したはず。

その内何回を傘を差しながらこいだのかは分からないが、今思えばなかなか頑張ったなと思う。

田舎の方ではもっと時間をかけて通学している人もいるだろうから、頭が下がる。

 

 

ある日自転車をこぎながら…

 

今でもよく覚えていることがある。

ある日、雨の中自転車をこいで学校に向かっていた時のこと。

その日は雨も強かったが、風も強くて、傘を差すのがすごく大変な日だった。

 

 

学校に到着する直前の道をこいでいた時、ふと自分の頭に次のような考えが浮かんだ。

 

 

「高校に通っている期間、あと一体何回これをしないといけないんだろう…」(‘Д’)

 

 

高校1~2年くらいの時だったと思うが、ふとそのような考えが浮かんだ。

ざっと計算してみても、あと100回くらいは雨の中傘を差して通わないといけないだろうなと思った。

そうするとなんだかものすごく道のりが遠いように思えた。(-ω-)

考えるだけでも嫌気がさしそうな気がした。

しかしだからと言って、避けることもできない。

嫌だからと言って、やらない訳にもいかないことだった。

 

 

その瞬間、そのことを通して一つのことを学んだ。

 

 

「ああ、こうやって先のことを計算し過ぎてもいけないんだな。

一年間を見ても、365日一日も雨が降らないなんてことはない。

雨は必ず降るし、またこうして自転車で傘を差して自転車をこがないといけない日は来る。

だから先のことばかり計算して、行く道のりばかり計算していたら、嫌気が差して前に進めないんだな。

あと何回これをしないといけないのか?と言うことを計算ばかりするのではなくて、

やらないといけないこと、避けられないことなら、

一日一日を見ながら、進んでいかないといけないんだな」

 

 

その瞬間、考えが転換されたら、嫌な気分もなくなった。

それ以来

「あと何回同じことをしないといけないんだろう」と考えることは無くなった。

 

 

 

あれから10年以上が流れて…

 

あれからもう10年以上が流れた。

「あと100回以上雨の中自転車をこいで通学しないといけないのか…」

と計算して嫌気が差していたが、

実際は、もうとっくに過ぎ去って、跡形もない。

そして過ぎてみれば、思ったよりは大変でもなかった気がしてくる。

 

 

100回以上やった記憶はないが、

あの時のことは、<瞬間の考え>ではあったが、今でもはっきり覚えている。

(場所まではっきり覚えている)

 

 

今思うと、大事なことに気が付いた瞬間だったなと思う。

 

 

人生、雨は降るものだ。

1年もあれば、雨が降らないことはない。

だから「雨が降ることを嘆いても」仕方ない

また「あと何回雨が降るんだろう」と計算しても、仕方ない。

雨が降ることは避けられないし、時には雪も降るし、雷も鳴るし、台風が来ることもある。

それは避けれない。

 

 

「将来のことを心配しても仕方ないから、気楽にいこうぜ~」ということではないだろう。

雨は降るし、台風も来るのだから、「準備」は必ずすべきだ。

ただ準備をしっかりしたなら、これから来る雨風を計算しないで、進んでいこうということだ。

 

 

受験勉強も、

「あと一体何回テストを受ければいいんだろう」

学生生活も、

「あとどれくらい勉強すればいいんだろう」

職場での辛い仕事も、

「あと何回職場に通えばいいんだろう」

と、計算ばかりしないで、

将来の辛いことばかりを考えないで、

雨が降っても、雪が降っても、台風が来ても大丈夫なように、

自分を備えておくことが重要だろう。

 

 

人生100年、山を登るようなものだ。

 

 

山の天気は変わりやすい。

計算ばかりしないで、しっかりと備えるべきものを備えて、

<頂上>を見据えながら、

一歩一歩、登っていきたい。

 

 

 

 

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