最も優しい人とは…

最も優しい人とは…

 

最も優しい人とはどういう人なのだろうか?

どのような人がもっとも優しい人になるのだろうか?

考えてみたい。

 

 

ホームレスの動画

 

昔ある動画を見たことがあるが、ホームレスに関する実験だった。

 

 

場所は確かアメリカだったと思う。

道端に座って、前に缶を置いて、お金を恵んでもらおうと座っている人がいた。

年齢は30~40歳くらいの男性。

 

 

そのホームレスの人の隣に10mくらい間を空けて、若い15~20歳くらいの男性が座る。

そして「ホームレスです」というような段ボールを持っている。

(正確には「職がありません」とかだったかもしれない)

人々は二人のホームレスにどのように接するかという実験だった。

 

 

結果、その動画の中で映っていたのは、

若い男性にはお金を恵んであげ、ある人は「ハグする?」と聞いて、軽くハグまでしてあげていた。

しかし隣の大人のホームレスが「私にも恵んで下さい」と声をかけると、

「お前は大人だろう!自分で働け!!」と言われて、ゴミを投げつけられる様子だった。

そういう人が2~3人映っていた。

実際はその大人のホームレスにもお金を恵んであげた人はいたかもしれないが、とりあえず動画には映っていなかった。

 

 

その後…

 

その後が驚きだった。

 

 

大人のホームレスが徐に立ち上がり、どこかへいなくなった。

どこへ行ったのかと待っていると、しばらくしてまた戻ってきた。

手には何か雑誌のような物を持っている。

そしてそれを10mくらい離れた隣の若い男性に手渡した。

 

 

その雑誌は「求人雑誌」だった。

 

 

その大人のホームレスの男性は

「この子に自分と同じ思いをさせたくない」と言って、求人雑誌を持ってきたのだった。

 

 

実験をしてビデオを撮っていた人が感動して、そのホームレスの男性に近づき、実験の要旨を説明した。

そして若い男性が集めたお金を全てその大人のホームレスの人にあげた。

最後にハグをして、その動画は終わっていた。

 

 

痛みを知っている人

 

人は「経験してみないと分からない」。

<痛み>を味わったことがある人は、他の人の<痛み>が分かるようになる。

 

 

風邪を引いたことがある人は、風邪を引く辛さを知っているから、

風邪の人がいた時に、その人の気持ちを分かってあげ、優しく接することができる。

 

 

人の<痛み>を分かってあげる人になるためには、

自分も<痛み>を経験しないといけない。

 

 

もちろん自ら<痛み>を買って出る訳にもいかないが、

それでも<痛み>を受けることで、<優しさ>を得ることができるとするならば、

<痛み>もそれほど嫌な奴ではない気がしてくる。

 

 

「自分がいじめられたから、自分もいじめる」という話もあるが、

そのような負のスパイラルを断ち切って、

「自分がいじめられたから、いじめられた人の痛みが分かる人になった」と言って、

優しさを与えることができる人が、多く現れてもらいたいものだ。

 

 

苦労しない人生、楽な人生を

人は望み、

<痛み>の無い世界を、

望むかもしれないが、

そういう世界は、

<優しさのない人間>の溢れる世界になるのだろう。

 

 

苦労し、労苦し、痛みを味わうことで、

<優しさ>が生まれてくるのかもしれない。

 

 

小さな<痛み>を通して、

大きな<慰め>を与えられる

人間になれたらと思う。

 

 

きっと

<最も優しい人>とは

<最も苦痛を受けた人>に

違いない。

 

 

最も優しい人とは…” に対して1件のコメントがあります。

  1. とても心が温もるまとめだと思いました。優しさとは苦しみや傷みから生まれていると聞いたらなっとくができます!

    1. シンジュン より:

      ありがとうございます☆彡

      痛みも、それを通して優しさに変わると思えば、必要な痛みもあるのかもしれませんね。^^

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